『世論とメディア』⑥

ヴェルサイユ条約は、1919年6月28日にフランスのヴェルサイユで調印された、第一次世界大戦における連合国とドイツの間で締結された講和条約。1916年12月12日、ドイツ帝国が和平の探りを入れるために覚書を発表すると、12月18日に中立国であったアメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソンは平和覚書を発表し、和平仲介を買って出た。しかしこの際は連合国の拒否に遭い、和平は実現しなかった。

なぜベルサイユ条約は失敗したのか。彼は人々が事実を知らなかったからだという。人々は与えられた二次的なニュース、噂話、憶測によって成り立つ「疑似環境」に反応しているだけで、真の環境に照応する事実を捉えていなかった。そのために煽動や宣伝の餌食になってしまったのだと彼は考える。
そのあと一旦揺り戻しがあってレーガン大統領の時にこの広報委員会はおかしいと世論が起こり、ある種のジャーナリズムの黄金時代がありました。

この経験から政府のプロパガンダは鳴りを潜めますが、巨大化しすぎた企業が政治に影響力を持ちすぎて今度は企業がそれを代わりにやるようになる。国家や大衆のためにではなく企業の利益のためにやるのです。現在のマーケテングは巧みに「統計的に見て今の貴方にはこれがお奨めです」「今人気の商品はこれです。貴方もどうぞお使い下さい」と個人の好みを先回りして教えてくれるのです。全然誘導されているなんて思わないし思わせない。
メディアの弊害はいろいろありますがメディアは教育の可能性など、よい面も沢山持っているので私たちは少し身を引いてみることによりそのよい可能性を伸ばす事も出来ると思われます。

それからもう一つは歴史を紐解いていくと云うことが大変重要になってくる。情報が手軽に手に入るようになると直感的に皮膚感覚的に点で情報を見てしまうのですけれども、長い歴史の上でそれがどういう意味を持っていたのかが見えてくる。これでいいという100%の答えはないけれどステレオタイプを自覚することの大切さをリップマンは語っています。『我々の心が自らの主観主義をさらに深く自覚することによって我々は自分の偏見がもたらす途方もない害や気まぐれな残酷さをはっきりと見るようになる。偏見を打ち砕くことは我々の自尊心に関わってくるためにはじめは苦痛であるがその破壊に成功したは、大きな安堵と快い誇りが与えられる』時
我々がメディアとどう向きあるか、どう向き合わなければならないかは現代において特に大きな課題となっています。
2018年5月29日 直 晴児

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