『絵画について』

〈リップマン『世論』より〉~何処にも当てはめるつもりはないが、捨てがたい文章~

従来、絵画はある観念を伝えるための持っても確実な手段であった。そして、記憶の中にある画像を呼び起こす言葉は二番目の手段であった。しかしこうして伝達された観念は、その画像の一部と自分が一体であると感じるようになって初めて完全に自分のものになるのである。同一化、或いはヴァーノン・リーが感情移入と呼んだものは、殆ど限く微妙且つ象徴的な状態であろう。誰かの真似をすると言うことは我々自身が気づかないうちにやっているかも知れない。時には我々の人格の中で自尊心を支えている部分を危うくするほどに真似をしているかも知れない。(4935/218)
絵画の前で無気力に座しているだけで終わらないためには、観る者もその作品のイメージによって衝動を感じることが必要である。このことは小説や映画と同じように、新聞記事についても言える。(4935/219)
2018年5月27日  直 晴児

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